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さて、プラリペアはどうやって使うのか?
先ずは基本的な使い方をマスターじゃ。 |
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1.準備 |
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先ずは準備じゃ。
液剤を入れるための容器のキャップを抜く。ちょっと力を入れて引っ張ればすぐ抜けるぞ。
次に液剤をスポイトを使って容器に移す。
このときの注意点は出来るだけ満タンに近い量を入れることじゃ。
でないとうまく使えんぞ。
どうしてうまく使えないかは「ここ」をクリックしてみてくれれば書いてあるぞ。
液剤の用意が終わったら、次はパウダーを小分けカップに移すのじゃ。
量は必ずカップの半分以上じゃぞ。
小分けカップの中の粉が少なすぎると液剤が底まで染みてしまって底にくっついてしまうんじゃ。
小分けカップの中身は常に半分以上粉を入れるのがコツじゃよ。
液剤を容器に入れ終わったら、ニードルを容器にきっちりと差し込むこと。
これで準備は終わりじゃ。
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2.使い方(ニードル法) |
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針の途中に穴が開いています(PAT) |
容器を軽く押さえると穴から液が少し出てきます |
さらに軽く押さえて針先に滴を作ります |
滴が大きい時は大きい玉状になります |
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針の途中に穴が開いているから注意じゃ!。
ニードルの容器を押さえるときは、力加減がきちんと解るまではそうっとやるのがコツじゃぞ。
いきなり押さえると、液がたくさん出て大変なことになるからのう。
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写真で見るとこんな感じじゃ。
必要な分だけの大きさに作るようにすることがポイントじゃ。
大きすぎると、くっつける面からはみ出して大変じゃぞ。 |
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ニードルの先端を出来た玉に突き刺したら、補修部分に素早く持っていくのがポイントじゃ。
この時に、容器を押さえて液剤を出さないように注意しないと、せっかく出来た玉がポロリと落ちてしまうぞ。 |
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補修部分に持っていったら容器を軽く押さえて液剤を出し、ニードルの先の玉をドロッとさせるのじゃ。
ドロッとしたものを補修部分に落とすわけじゃな。
ドロッとさせるために多少液剤を多く使っても余分な液剤は揮発してしまうから全然かまわんぞ。
たっぷりと液を使うのがうまく接着するポイントじゃ。
補修部分に落としたらニードルの先で形を軽く整えてやるのじゃ。
はみ出した部分は、硬化した後でヤスリなどで修正すれば良いぞ。
プラリペアは25度の気温で約5分で硬化するんじゃ。
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3.基本方法その2(ふりかけ法) |
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基本の「ニードル法」をマスターしたら次は「ふりかけ法」じゃな
これは接着面に直接粉をふりかけて、そこに液剤をかける方法じゃ。
広い面積を接着するときや、補強を入れるときなどの基本じゃな。
写真のように接着部分や補強部分に直接粉をふりかけた後、液を直接ふりかけた粉にかけていく方法じゃ。これも基本の一つじゃぞ。
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4.接着面の強度を上げる |
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接着面の強度を上げる方法として一番基本的な方法が「V字カット」じゃ。
これは接着面の面積を増やして強度を出す方法じゃ。
左の図のように接着面をヤスリやルーター(リューター)を使ってV字に削って接着するのでV字カットと呼ぶんじゃ。
次にガラスクロスを使って接着面を補強する方法じゃ。
負荷の掛かる場所、大きい面積の補修は通常の接着ではチョット不安じゃの。
そこで、プラリペア+ガラスクロスで接着面積を大きくしてやることで強度を出す方法じゃ。
これをマスターすれば色々な応用が利くんで非常に便利じゃぞ。 |
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先ずはプラリペアで接着した後に補強を入れる部分の汚れや塗装などをを荒めのサンドペーパーなどで落とすんじゃ。
同時に表面を荒らすことで接着力を増すわけじゃな。
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次にポリエチレンシート(一般のポリ袋を小さく切ったものでいいぞ)の上にガラスクロスを必要な大きさにカットしたものを乗せるんじゃ。
乗せたガラスクロス全体に薄く隠れるくらいの粉をふりかける。
その後、液をポトポトと落としていって全体が漬かるようにかけて行くんじゃ。
この時に素早くしないとプラリペアが固まってしまうから注意するんじゃぞ。
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ポリエチレンシートごと手にとって補強部分に湿布のように貼り付けるんじゃ。
厚みが均等になるように指でまんべんなく押さえておくのがポイントじゃ。
後は、固まるのを待ってポリエチレンシートをはがすと完了じゃ。
さらに強度を持たせたいときは、何度も繰り返し重ねて張ることで強力になるぞ。
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以上がプラリペアの基本的な使い方じゃ。
解ったかの?。
何度も自分でトライしてみるとコツや力加減がだんだんとわかってくるぞ。
そうなると、しめたもんじゃ。
修理するのが楽しくて仕方なくなるぞ。
5.プラリペアの分量と体積について |
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良くある質問が、「プラリペア」でいったいどれくらいの物がどれくらいの分量で作れるのかいうことじゃ。
実際買いに行っても液剤の容量や、粉の重さしか書いてないからのう。
そりゃ解らんのも無理はない。
そこで、ここでわしが教えてやろう。
上の写真が、一番基本のセットじゃな。
粉が5gで液剤が10mlというセットになっておる。
このセットで作れる体積はおよそ、単3電池1本(1cmx1cmx7cm=7立方センチ)位くらいじゃ。
覚えておくんじゃぞ。
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6.使用後の後片付けと保存方法 |
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おっと、いかんいかん。
わしとしたことが忘れておったわい。
プラリペアを使った後の後片付けと保存方法じゃ。
●ニードル容器の液はニードルをはずし、専用キャップをしっかり取り付け冷暗所保存する事。
●パウダーはカップのフタを確実にしてから収納する事。
以上が後片付けの方法と保存方法じゃ。
しっかりやっとかんといかんぞ。
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